ダイソンのモーターヘッドが回らないので分解修理したよ
dysonのカーボンファイバー搭載モーターヘッドが壊れた(全く動かない)
せっかくのゴールデンウィークですが、起きてリビングのソファに座った瞬間に妻から
「ダイソン壊れてるんだけど」とクレームが
ビルメーンってば家でも何でも屋…
このダイソン君、4年前に購入したDC62という機種でカーボンファイバー搭載モーターヘッドが付属しており、ヘッドのブラシが禿げてきたので1年前に交換、バッテリーもヘタってきたので半年前に交換と色々と手を掛けている妻の愛用機です。
眠い目をこすりながら、軽く症状を確認すると本体は動作し吸引もしているが、モーターヘッドのブラシが回転していません。
症状から考えられる原因・DC58/DC59/DC61/DC62共通
1,ブラシの清掃不良による詰まり
→ブラシを外してもモーター軸が回転していないので違う
2,本体からヘッドまでの各接続部の接点不良
→テスターがないので付属のミニモーターヘッドで動作確認。問題なく回転したので電源供給はされており違う。
3,ヘッドのモーター不良もしくは断線
→ヘッドをグリグリ回すとモーターが回る時があります。断線の可能性が大ですね。はい、要分解。メンドクセー!!
ビルメンをしている方ならすぐにこの答えに辿り着くと思うんですが、それと同時に買ったらどうなのかも考えるはずです。
私も面倒なので購入を検討しますが、Amazonの並行輸入品でも約7,000円もするようです。ムリ!!
という事で断線で間違いないですし、渋々ですが分解することに。
DC62モータヘッド分解修理・難易度★☆☆☆☆(超簡単)でも自己責任でね
分解時に用意したもの
1,特殊ドライバーセット(トルクスドライバー)
他の工具は代用できても、これに関しては無いとスタートラインに立てないので必須です。
※穴が深い箇所がありロングタイプでないと届かないので注意
※コメントで違うビスが入っていたとの報告がありました(おそらく並行輸入品のヘッド)
↓↓↓どちらにせよビルメーンと同じの買っとけば対応できるので大丈夫です。
2,マイナスドライバー
分解時に差し込んでこじる箇所があるので必要。特殊ドライバーセットがあれば不要
3,半田ごてセット
断線の可能性が高いと判断したため
4,カッターナイフ
こちらも断線の可能性が高いと判断したため(ニッパーなどが家にある場合はそれでOK)
5,マスキングテープ
家電の修理などの際、外したビスがどの箇所のものだったか分からなくなることがあります。その為ビルメーンはビスと一緒に本体のビス穴近辺にマスキングテープで貼り付けています。
ビスの位置を覚えておける人は別にいらないかも。
モーターヘッドを裏返したところ
まずはブラシを取り出します
次は外すビスがすべて見えるようにします。
これでビスが外せる状態になりました。下の画像の通り、2ヶ所長いビスがあるので復旧時に覚えておいて下さい。
ビスを外す準備ができたらチャチャッとT8のトルクスドライバーで外していき、下の矢印箇所をこじると配線が見える状態になります。
モーターと配線が見えるようになった状態
断線していないようなので、次は最も断線確率の高いであろう箇所を分解していきます。
で、分解してみると見事に断線していました。
画像で分かりにくいですが黒線がプッツリ切れちゃっています。
断線箇所が分かればあとは簡単です。
近所のホームセンターまでお買い物へ
合計200円ほどのお買い物です。
帰宅後、修理開始
あとは反対側も絶縁被覆を剥いてハンダで結線し、熱収縮チューブで絶縁します(この辺りから作業に集中してしまい、写真が大幅に減ってしまいます)。
結線後、組み立てる前にテスターがあれば導通確認、無ければ本体を差し込んでトリガーオンでヘッド用モーターが回転するのを必ず確認します(少々危ないので気をつけて下さい)
動作確認ができたら各部元に戻していきます。
分解が出来た人なら、組み立ては難しいところはないのでどんどんと組み上げていきます。
組み立て後、ビスの入れ忘れがないか確認し、再び動作確認
無回転からの
ブーーーン!高速回転〜!!
ちゃんと回ってくれていますね、これで一安心です。
せっかくの休日なのに、ホームセンターに行ったりで結局1時間以上も修理に掛かってしまい少し疲れました。
手抜き作業ではありますが、今回はとりあえず妻に許してもらおうかと思います。
おわり